Uper West ワー

アッパーウエストまさに名前のとおり、北の西の果ての辺境の地である。首都からは1000kmほど離れ、ブルキナファソとの国境に近い。
「ワ」というとてもシンプルな名前の町です。ここに3ヶ月滞在しました。特に観光名所もありませんが、のんびりしたいい所です。
キリスト教のガーナの中ではムスリムの多い町ですが皆仲良く暮らしています。早朝にはアザーン(モスクの礼拝の合図の曲)が流れてきます。

ワのメインストリート、自転車で生きた鶏をぶらぶらさせながら走っている人を発見。
ヤギを荷台にくくりつけて走っている人もいた。右に見える建物はビール倉庫。ムスリムが多い町だがビールは普通に手に入る。よかった。
アッパーウストの伝統的な服。ポンチョのよう。普段でも着ている人はいるが、特に金曜日には民族服を着る日になっていて、多くの人達が着ている。とてもいい習慣だ。私も一着買ってたまに着ているが、けっこう熱い。
市場の中で、新鮮な青野菜はあまり手にははいらないが、トマトや玉ねぎ、しょうがなどは手に入る。 市場の中の肉屋、ムスリムが多いので、豚肉は殆ど手に無いらないが、羊肉をよく食べる。町のあちらこちらに羊があふれて散歩をしている。
海から離れた場所だが魚も意外と食べれれる。塩で干したり燻製したものを粉にしてスープに入れたりする。魚のダシがとてもきいて美味しい。まるで日本のカツオぶしのよう。
魚の粉を唐辛子とトマトソースを混ぜて作った”シト”というソースは食事にかかせない
アッパーウエストでも交通網が発展して、海岸の町から冷凍の魚(タイやアジ、サバ)が手に入るようになった。鮮度もそれなり。料理法としては上の写真のように揚げるしかない。唐辛子ソース”シト”をかけて食べる。
バナナ、ミカン、スイカなどの果物は南部から運ばれてくるくる。少し鮮度もさがっている。
このようにフルーツはデコレートして展示するのが一般的。
CHOP BARとは軽食を出す飲み屋で、あちらこちらにある。
食堂が少ないためにここで昼食を食べていた。このメニューにのっているものはガーナでポピュラーな料理
フーフーは食用バナナとキャッサバをきねと臼でついてつぶして丸めたガーナの代表料理。作り方もまるで日本のモチのよう。水と練って作るインスタントの粉も市販されているが、生から作ったほうが美味しいという。上のようにピーナッツシチューと一緒に食べるのが一般的。 TZはトウモロコシの粉を練って発酵させたもの。モチモチ感と、酸味と発酵した香りがして、モッツアレラチーズのような味がした。日本人が始めて食べると腐っていると勘違いするかも。スープはオクラをつぶしたスープ。ガーナではOKUROと呼ぶ
アフリカといっても、いつも音楽が流れているわけではない。公園でたまたまイベントが開かれていた。手作りの楽器で演奏が始まり、回りの人たちと一緒に踊った。リズムや曲はブラジルのサンバを思い出させた。やはりルーツはアフリカにあり。 マリンバと太鼓の演奏。一列になった人々が同じ動作をしながら回り続ける。まるで日本の盆踊りのよう。