食遊記ミャンマー編
バガン

バガンは仏教の聖地で、イラワジ川中流域の平野部40kuに数えきれないほどの仏塔や寺院が林立している。ミャンマーの京都といったところだろうか。
全てを見て回るときりがないが、城壁で囲まれた数キロの範囲の中の主な20個ほどの仏塔なら一日で自転車や馬車で回ることができる。
長距離バスやフェリーなどが止まり、安い宿やレストランが並ぶのがオールドバガンから東へ2kmほどいったニャウンウーの町である。旅人には居心地が良い。


マンダレーから人気のイラワジ川クルーズでバガンに向かった。朝7時に出て夕方5時くらいに到着。
デッキは見晴らしがいいが少し寒い。なぜかフランス人のツアー客ばかりだった。
船は朝ごはんはないので、少しお腹が減った。昼はフライドライスが注文できた。味は特に特徴はない。
バガンの寺の参道で、たまたまアート展がやっていた。アウンサンスーチーさんの人気がうかがえる。 寺の参道には様々な屋台が出ていた。スーチーさんのNLD党の支援ショップも出ていた。
スーチーさんのTシャツやキーホルダーが買える。
つい先日訪れたオバマ大統領とスーチーさんの2ショットのポスターもすでに売られていた。
バガンのニャウンウーの市場。午前中だけ。新鮮な野菜が集まる。トマトは少し小ぶり。 豆売り場。いんげん豆から、レンズ豆、ひよこ豆、大豆など様々な種類の豆が食べられている。
オールドバガンの仏塔群、森や畑のなかに埋もれるように立っているものもある。小さいものは数えきれないほどある。 ブーゲンビリアが咲き乱れていた。仏塔のシルエットも美しい。
仏塔の中には四方に向けて仏像が祭られている場合が多い。一周回りながら拝んでいく。 ミャンマーでは仏教だけではなく、多神教、自然信仰のナット神も祭られている。ユニークな姿のものが多い。
バガンはミャンマーでも屈指の観光地なので、土産屋も多い。
仏教に関するものが多いが、Tシャツやアクセサリーも売られている
ミャンマーの代表食「ヒン」は油の多い煮物である。辛くはない。本などにはミャンマーカレーと紹介されるが、
インドのカレーとはかなり違う。
結婚式?か祭りのパレードに出くわした パレードには女性が着飾って大音量の音楽の中を歩いていた。
バガンより南東50kmにあるポッパ山にある岩山はナット信仰の聖地とされている。歩いて登ることができる。 岩山の参道にはあちこちに屋台が出ている。米の麺の屋台で腹ごしらえをしていく。一杯100円くらい。
参道で太鼓をたたいて遊んでいた子供たち。ちなみに出家すると楽器がたたけないらしい。 参道の途中にいろいろな聖人の像があった。タバコ好きの聖人にはたばこを吸わせてあげるといいことがあるらしい。
岩の上からはながめがいい。地平線までのびる森林が見える。自然が豊かだ。 岩の頂上の仏塔。ちなみに著者のミャンマーでの守り神は蛇(ナーガ)なので、なるべく蛇の像を見かけると賽銭をした。
バガンとポッパ山の途中のパームオイル生産農家。牛でひく木臼でパームヤシから油をとっている。 パーム果汁を煮詰めたものを手で丸めてパームシュガーを作っている。
近年先進国でも血糖値が上がりにくいシュガーとして人気がでている。
バガンでは伝統芸能の人形劇を見ることができる。人形を操っている人も踊るような動きをしていた。 人形劇の音楽は民族楽器の生演奏で楽しむことができる。これも興味深い。