ミャンマー食遊記

古都マンダレー

ミャンマーのほぼ中央に位置する古都。1857年にミンドン王によって建設されて、1885年にイギリスに占領されるまで、ミャンマー最後の王都として栄えた。旧王宮は1942年に日本軍に占領されたが、1945年の際に反攻に転じたイギリス軍との激戦の中に消失してしまった。城壁のみがそのままで残っている。1990年代になって王宮は修復されて軍用地となっていた。現在は観光客に開放されている。また丘全体が寺院となっているマンダレーヒルに登ると市街が一望できる。
町は広いのでレンタサイクルで回ることにした。一日200円。

全長10Kmにもなる城壁。この回りには堀と道路がある。北京の紫禁城を彷彿させる 城壁の中は東部分だけが観光客に開放されて、後は軍事施設。近寄るとライフルを持った軍人に注意される。悪評高いミャンマー軍人には近づかないほうがいい
らせん階段になったちょっと変わった搭、登るのに疲れたが、景色は最高。階段は狭いのでお互いゆずりながら登る。 修復された王宮。よく修復したものだ。後ろに見えるのは寺院の丘マンダレーヒル。
マンダレーヒルは丘に寺院が点在している。参堂は屋根があり、素足で歩くと冷たくて気持ちがいい。猫や犬なども涼んでいる ミャンマーは8割強が仏教徒で、非常に信心深い。お金が入るとお寺に寄付をして、自らは貧しい生活をしているとか。お寺はいつも参拝客でにぎわっている。
うずらの銅像。他にも鶏や、コブラなどの動物シリーズもある。 中腹から見た町並み。あちこちにパゴダ(仏塔)が見える。ミャンマーはどこもこんな感じ。どれだけ人々が貧しくてもお寺に寄付しているのかがわかる。
マンダレーヒルで最も名高い「予言を与えたもう仏陀」らしい。頭のところがカラフルなネオンでライトアップされていて派手に思えるくらいがミャンマーではいいみたいだ。 その裏にある。日本人慰霊碑。激戦地となったこの場所で日本軍と英国軍の戦没者を慰霊している。今回の旅行では「ビルマの竪琴」を読みながらきたので、より感慨深いものがあった。
頂上付近のお寺には観光客が沢山来るので土産物屋がひしめいている。人形や子供のおもちゃなどかわいいものもある。 マンダレーヒルといえばコブラというように、有名な歌にも出てくるくらい人気のコブラ。口には多くの札束がくわえこまれていた。
ミャンマーでは貴重な木造建築のシェーナンドー寺院。彫り物が非常に繊細で、わびさびがあり、日本人としては一番美しい寺院だと感じた。 シェーナンドー寺院は中にも細かな細工がある。触ってはだめと書いてあるが、思わず触ってしまう。
マンダレーから10kmのタウンタマン湖へ、ここは夕日がきれいな場所として有名。釣りをしている人や、ボートで遊んでいる人などがいた。 湖にかかるウーベイン橋は160年前に作られたのに今でも使われている。観光客だけでなく、地元の人も、釣りをしたり、デートをしたり、散歩をしたり、夕方には多くの人で賑わっている。