栄養と料理9月号掲載記事
紙面上では白黒になっています。紙面に載った写真と紙面に載らなかったいくつかの写真をここでは紹介します。
本文は「栄養と料理2002年9月号」のバックナンバーを見てください。

 「栄養と料理」は栄養女子大が毎月出している本で、私も長年愛読しています。その名のごとく、栄養士関係の人は誰もが一度は呼んだことのある有名な雑誌です。専門的で一般人にはちょっと、と思われるかたもいるかもしれませんが、私の記事のように、海外の食体験、料理の基礎、栄養から医学、農業まで幅広い分野について新しい話題が書いてあります。
 たしかに料理雑誌として楽しく軽く読むなら○タスクラブや○レンジページなどの雑誌の方が一般受けはすると思いますが、流行や見た目だけにとらわれない、栄養、科学に裏づけされた料理と記事を読むなら、「栄養と料理」が一番です。日本の情報誌やTVなどに出ている料理は、目新しく、すぐに健康になれるとか、すぐに痩せるなどの文句と共に、文化に根ざしていないうすっぺらい料理を見つけては大々的に宣伝しようとしがちな気がします。大切なのは昔ながらのその国の伝統に根ざした食です。それはとってもシンプルで地味、かつ進歩的なものなのです。そういう情報をきちんと伝えることが日本のメディアには必要なのではないでしょうか。

青い空と蒼い海、ラテンのリズムとロンの国


ハバナクラブはキューバの国民酒、ラム酒を熟成させたもの。
 黒豆のピラフはコングリス。一般的な食事だ。
 共にカリブの海、キューバいちのビーチ・バラデーロにて。
 (栄養と料理掲載写真。記事あり、買って読んでね)
道端で売っていた揚げパン蜜をかけてくれる。こういった店もかつては殆どなかったらしい。
 コパカパーナのアイスクリーム。十数分並んだ末、相席になって急いで食べる。共産主義らしい。甘くてこくがある。映画の「苺とチョコレート」の舞台になった。ゲイの男性と青年が初めて出会う店。見知らぬキューバ人と相席に座ってなるほどと納得した。
中華街はキューバの市内にある。新しい建物が並ぶ。値段はそれほど高くなく手軽に点心を食べられる。味は本場のものとはいかない。コック達も中国系3世なので本場の味は知らないのであろう。市場では中国野菜やハムが売られていた。

BODEUITAはヘミングウェイの愛したバー。生のミントの葉っぱをふんだんに使ったモヒートが好きだったようだ。奥のレストランではキューバ料理が食べられる。