東欧・チェコ・プラハ

 一昔前にチェコ・スロバキアと呼ばれていた。スロバキアは今回は行けなかったが、牧歌的で全然違う雰囲気らしい。チェチェンや中国のウイグル併合にしろ、違う民族を無理に吸収するのは無理があると思う。むやみやたらに独立しようとするのも賛成しかねるが。
 プラハは音楽、芸術、料理もビール(世界最初のピルスナー)も美味い。とてもいいところだが、団体観光客が多すぎる。道が通れないくらいあふれているときもあった。プラハを流れるモルダウ川の夕日を見ながらスメタナの”モルダウ川の流れ”を口づさむのもいい。ルーマニアやスロベニアなど東欧諸国を旅してきた旅行者から良い話ばかりを聞く、観光開発される前、今のうちに行っておくのがいいのかも。次回のヨーロッパは東欧だな、と一人考える。今回は西へ。
 それにしても、チェコの料理はなかないい。値段も安いし、フランス料理ほどは凝らないが、素材の味を生かし、一工夫している。音楽、芸術の町には食通も集まったのだろうか。

 今も昔も訪れた者全てを魅了する街プラハ、芸術と音楽と歴史が溢れている。ゴシック、ルネッサンス、バロック、アールヌーボー、各時代の建造物が乱立し、保たれている。右、写真は歌にもなったボヘミアのモルダウ川から王宮を見た絶景のポイント。

写真右、チェコのビールと言えば、伝統的なピルスナー・デュンケル。1841年ピルスナー地方でそれまでのビールに下面発酵酵母を用い、格別に惜しいビールを発明した。それから同じ味を保っているとか。小さなグラスはベヘロフカという食前酒、シナモンなどが入った甘い薬草酒である。

某有名伝統チェコ料理屋。定番”ドナウ川の流れ”やチェコの民謡などをバンドネオンで奏でてくれる。おじいさんの笑顔がすばらしい。庶民も通う、このような酒場の東欧のレストランは、ビールを飲んでも600円くらいでおさまる。西欧ではこの2,3倍はする。
 骨付きハムの”プラハ・ハム”が有名なように、チェコは豚肉が美味しいと思う。右は豚肉に甘いソースをかけたもの。蒸パンがついてくると、まるで中華料理の豚肉の甘酢あんかけと包子のよう?!
他、プラハでは鴨肉、ウサギ肉なども有名。
左、ユダヤ教のシナゴーク(教会)。中は撮影厳重禁止。ここにはユダヤ人街があり、観光客に開放している。中は少しオリエンタルな模様、偶像崇拝はしないのでキリスト像は無い、独特の雰囲気があった。教会のキオスクでユダヤ料理の本を買う。魚料理、野菜のパイ、や牛肉煮込みなど種類は豊富。。本でレシピを見て再現するのは簡単である、しかし私は本場に行って実際に食べないかぎり、その料理を人に紹介したりしない。形だけの料理は食文化では無いからだ。
 ユダヤ料理を食べてみたかったが、ここに唯一あるレストランは非常に高く断念。いつかイスラエルに行って食べてみたい。

写真右は牛肉のGoulashパプリカ(粉)を使ったシチュー。チェコの家庭料理。クレドリーキという蒸パンと共に。日本人にとってはやはり少し塩辛く感じる。やはりビールと一緒に食べるからであろう。