エストニア・タリン

 サンクトペテルブルグより夜行列車に乗り、朝8時に到着する。雰囲気が全く変わる、バルト三国で最も栄てる国、といっても小さな町、歴史地区は半日あれば回れる。人はのんびりして、親切。ヨーロッパに入って便利だし、安全だし、英語も通じるし、非常に快適なのだが、物価の高さを身にしみはじめる。現在(2004年8月)はまだバルト3国各国は独自の通貨を使っているが、EU加盟も果たしたし、じきにユーロになるであろう。物価も上昇するだろう。タリン対岸の街、世界で最高に物価の高いヘルシンキと同じようになるのも時間の問題か。
 エストニア独自の料理というのを探すのは難しい、ポーランドやロシア、北欧料理などが混ざっているからだ。しいて言えば、バルト海産の魚料理だろうか。新鮮で安い。

 タリンの旧市街地は城壁が残る。小さい所なので一日もあれば充分回れる。ラトビアやリトアニアはさらに小さい。ここの高台に上れば、港からフィンランド・ヘルシンキに出航する船が見れる。天気がいいとヘルシンキも見えるとか。
 右、バルト海名物Baltic Sprats(幼ニシン)格別にやわらかい。このようにパンの上に乗せてサンドイッチのように軽食として食べる。
 
 旧市街で見つけたピーナッツ菓子売り、伝統的な方法でピーナッツに砂糖をからめた物を売っている。そういえば南米アルゼンチンの路上でもよく売っていた。ここに来ると観光料金になって高くなる。旧市街は観光客であふれている。日本人にはまだバルト三国はマイナー。
 右写真KALIはロシアのCUBAKと同じ、大麦や黒パンを原料にした発酵飲料。KALIの方が味がおとなしく飲みやすい。スーパーで安売りしていた、地元の人は好んで飲むのだろうか?
左写真;バスターミナルから旧市街地に行く途中にある青空市場。歩いていたら、たまたま発見した。こういう偶然の発見や出会いがあるから個人旅行は楽しい。市場ではビーツ、様々なベリー、きのこなど面白いものが沢山あった。市場の横には必ず地元民御用達のバーや安食堂がある。物価の高いヨーロッパで伝統的な庶民の料理を食べようと思ったらこういうところに来るのが一番。
右、スーパーマーケットの魚コーナーには様々な魚の加工品が並んでいた。燻製類は黄金色に輝いていた。衛生管理もヨーロッパらしく行き届いている。ロシアの田舎のように手で持って売ったりはしない。