タイ バンコク2010 

10年ぶりのタイとなった。近いのでいつでも行けると思いながら、月日が経ってしまった。
人から聞いていたが、高速道路や大型ショッピングセンターなどこの10年のタイの発展には驚くばかりだ。
しかしタイのフレンドリーな人々、何があってもマイペンライ「no probrem」と言ってゆったりすごすところは変わっていなかった。
今回はスーパーマーケットやデパートのフードコートなど、発展したバンコクの食事を調べることにした。

バンコク中心部の王宮広場、この喧騒と熱気を感じるとバンコクに戻ってきたと実感する 三輪バイクタクシー「トュクトュク」はタイの庶民のシンボル的な乗り物。最近では中米にも輸出され使われているらしい。一回くらいはいいが、観光客はまずボラれるし事故も怖い。メータータクシーがベター 王宮前の軍の施設。大砲や戦車を置いて威厳を示している。タイはこれだけ発展しても、クーデターや暴動などがよく起きる。昨年には空港閉鎖暴動事件も。
TOPというチェーンスーパーストアーの中に入っているスキヤキ店。メニューもタイ、日本、中華がミックスされたものだった。具を入れるケースが日本のお重を意識しているような気がする。 最近いろんな国内ビールも輸入ビールも入ってくるが、やはりタイではシンハービールだろう。日本に大瓶が無いのでうれしい。値段も安い。 近代的でお洒落なタイスキショップはIHコンロを使っていた。辛さも好みで調整できる。
ホテルの朝食、炒めご飯「パッタイ」はかかせない。ライム汁をかけるためか、油を使っているがさっぱり食べられる。 パッタイや料理ににかける調味料は様々なものが用意されている。 豆乳に入れる様々なトッピング、タピオカやシリアルっぽいものまで。欧米ではコーンフレークと牛乳だが、これのアジア版だろうか。砂糖を入れないと味はあまりなかった。
Union Frozen Productというバンコク南部の海岸にある冷凍食品会社を見学にいく。HACCPやGMPを取り入れ海外にも輸出できる衛生レベルの高いシーフード加工品を作っていた。タイの技術進歩に驚く カニカマから寿司のネタまで全て冷凍パックになっている。日本の輸出用だけではなく、この会社は10数店の寿司チェーン店をタイに持っている インスタントヌードルだけではなく、電子レンジでチンするだけのレトルト食品もバンコクの裕福層を中心に売れているとか。屋台の方が安いし美味しいのに。案内してくれた従業員も、「給料が安いので私は買わない」とこっそり教えてくれた。
夜のヤワラー通りの中華街。屋台が並び、広東語が飛び交いまさに香港のようだ。北京語で話しかけてもだいたいわかってくれる。 様々な中国の乾物屋がある。中には豚の顔の皮の煮つけを売っている店を見つけた。沖縄の公設市場でも同じような風景を見た。 いわずと知れたドリアン。タイでもそこそこの値段がする。個人旅行者だと一個は買えない。切り売りもあるが、やはりちょっと大きいし、ホテルには持ち込み禁止のマークがあった。
国道沿いの新しい市場を見つけた。私が見てきた中では東南アジアで最もキレイな市場のひとつ。観光客用ではなくて庶民が買いに来る。ちょっと人工的で寂しい感じもするが、アジアの屋台=汚い、ごちゃごちゃというステレオタイプも変わってきているのか。 乾物屋にて。エビや小魚などを売っている。日本の海苔も売っていた。寿司ブームもあって、庶民も食べるようになったのだろうか。 カレーペースト屋。日本の味噌屋みたいなものだろうか。京都の錦市場では白、赤、黒、麦麹、豆麹様々な色や種類があったのを思い出す。
田舎などではこのペーストを一から苦労して作るが、最近町では店で買ってくるらしい。
バンコクの郊外には大型ショッピングセンターが次々に作られていた。町の中心部にはサイアムスクエアーなどショッピングモールがあるが、交通渋滞もして時間もかかるので、郊外に住んでいる人は近場ですませるらしい。涼しくなる夜にフードコートは大勢の人で賑わっていた。 フードコートにあった調味料。ファーストフードでもちゃんとこの調味料セットを置いてくれているのが嬉しい。「ナームプリック(唐辛子とナムプラー)」のタレはタイ料理に必須 このショッピングセンターに寿司屋は3店ほどあったが、どこも満員だった。他にも日本風ラーメン屋や大戸屋まであった。もちろん値段的には日本よりも若干高い。つまりタイの物価からするとかなりの高級食だ。それでも満員。アメリカと同じく日本食ブームがタイでも起こっている。